あらゆる人々が利用する歩道に設置されるグラウンドマンホールの表層構造には、スリップやつまずきを防止するだけでなく、ユニバーサルデザインの視点から、車いすの通行時のタイヤのとられ防止や、万が一の転倒時のケガの軽減などに配慮された専用の表層構造が必要となります。
UD-117 Tread Pattern(トレッドパターン)は、歩道用に設置されるグラウンドマンホールに求められるあらゆる安全性能を満たした歩道用高機能デザインです。


性能試験

滑り・つまずきの評価

高齢者の歩行状況をシミュレートして、表層構造の違いによる滑りとつまずきを評価しました。


歩行試験による安全性評価の実験映像(59秒)

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タイヤ通行時の不快な振動・はまり込みの評価

車いすやベビーカーを通行させた際の振動の大きさや、杖やハイヒールなどのはまり込みを評価しました。

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転倒時のケガを軽減する接触力の評価

グラウンドマンホールの表層構造における先端部の角や突起全体の形状が転倒時の人体に及ぼす接触力をFEM解析等で評価しました。


人体に及ぼす接触力の評価の実験映像(48秒)

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滑り抵抗の評価(C.S.R)

歩道用高機能デザインと、一般的なデザイン蓋の滑り抵抗(C.S.R)を測定した結果、 歩道用高機能デザインは、乾燥時・雨天時の両方において、歩行者が安心して通行できる安全領域にあることが確認された。

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滑り抵抗測定試験:耐スリップ性能

滑り抵抗の評価方法としてはBPN等がありますが、フラットな床面から凹凸の大きな床面まで、人の滑り感覚に対応した評価方法として広く採用されているC.S.Rで性能評価を行ないました。