水道施設の維持管理の効率化

近年の水道事業は施設、管路の大更新時代を迎えています。一方で、市町村合併等による水道事業の統合、頻発する大規模地震等の緊急時への対応等、水道事業体を取り巻く環境が大きく変化しています。
改正水道法(2019年施行)では、水道の基盤強化を目的に「水道事業の広域化」「適切な資産管理」「官民連携」の推進が定めれており、今後、日常時・災害時、管路施設の維持管理の適切化、効率化が求めれます。
当社は鉄蓋・ボックスを軸に水道施設の維持管理の効率化に関する製品・技術をご提案致します。


施設情報を鉄蓋表面に標示

バルブボックス用鉄蓋:VDP・VOP

今後、水道管路施設の維持管理において、広域化の推進に伴う対象範囲の拡大、民間企業への委託の増加等が予測される中、従来のように直営のベテラン職員の知見や記憶に頼った作業は出来なくなる可能性があります。
本製品はバルブ操作等に関する施設情報が鉄蓋表面に標示できます。これにより、適切なバルブ操作のための情報を現地で把握することが可能となります。
また、地震などの災害時においては、他事業体からの支援者による作業も想定され、そのような場合でも、本製品がスムーズな応急復旧作業に寄与することが期待できます。












埋設管路の位置情報管理

マーカーロケーティングシステム

道路の下には水道管以外にもガス管や下水道管など多くのライフラインが敷設されています。マーカーロケーティングシステムは、複雑な埋設管の中から特定したい管のみを簡単に判別できるシステムです。
近年耐震性能を有した樹脂管が増加しているなか、金属探知機だけでは行えない管路の特定も容易に行え、管路台帳が最新の情報ではない場合でも、管路を正確に把握することができます。