バルブ・ボックス周辺の地震災害対策


東日本大震災の発生以降、大規模地震への対策の重要性が増しています。管路においては、耐震化が進められているものの、バルブにおいては、十分とは言えない状況です。
当社は地震発生後も確実にバルブ操作が行える「ボールポイントロッド」、急速空気弁の機能を確実に発揮するための「急速空気弁ユニット」などバルブやボックス周辺の地震対策を提案致します。



確実なバルブ操作の実現

ボールポイントロッド

地震動により、バルブやボックスの傾きが発生した場合や液状化によりボックス内に土砂が堆積した場合には、仕切弁の開閉キーがセットできず、バルブ操作が行えない場合があります。
ボールポイントロッドは先端形状にボールポイント構造を採用することで、バルブやボックスが傾いている場合でも、確実なバルブ操作が容易に行えます。
また、予め仕切弁にセットしておくことで、液状化によりボックス内に土砂が堆積した場合においても、バルブ操作を行うことができます。

空気弁の性能を確実に発揮するためのバルブユニット

急速空気弁ユニット

東日本大震災においては、多くの空気弁に関する被害が発生しています。地震動により管内の空気が多量排気されたことで、空気弁本体だけでなく、鉄蓋の飛散やボックスの浮上、また、液状化の発生によりボックス内に土砂が堆積するなどの事例があげられています。
急速空気弁ユニットは鉄蓋に設置した排気弁により、空気弁から排出される空気を確実に排気するとともに、蓋表面からの土砂の流入を防止します。また、透水マットにより土砂の流入を防止することで、空気弁の機能を維持するとともに、日常のメンテナンスを容易に行うことができます。