熱を加えないメカニカルな金属補修

「熱を加えず、火を使わない」メカニカルスティッチは、熱による硬化や残留応力がなく、2次損傷も防止する革新的なクラックおよびボルト穴の補修工法です。
これまで補修が困難であった部位でも、全く違う観点と発想による技術開発で、恒久的な補修*の可能性が広がりました。
*損傷前の状態とほぼ同等の機能を回復できる補修工法です。

金属クラックの補修
MS工法(メカニカルスティッチ工法)

従来の熱を加える補修方法ではなく、メカニカルにクラックを補修するMS工法。クラック部分に全方向からの引付力を発生させる斬新な発想が、母材そのものへのダメージを減らすだけでなく、設備機器の機能性も維持していきます。






MS工法の基本となる「Sボルト」の特殊ねじ構造

上向きに設計されたねじ山と下向きに設計されたフランジの働きによって、周辺の金属を全方向からねじの中心に向かって引き付け、新たなクラックの進展を抑制していきます。

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ボルト穴補修
MSインサートメカニカルスティッチインサート

MSインサートは、破損したボルト穴を補修するためのめねじパーツです。
外径ねじ山部の上向きに設計された引付力によって母材に負荷を与えず、常に振動にさらされる箇所や端部への施工も可能になりました。また、頻繁にボルトの脱着を行う箇所などにあらかじめ施工しておくことで恒久対策が可能となります。


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